カテゴリ:DP2x( 14 )

耕運機(その4)

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この千載一遇のチャンスを逃す訳にはいきません。

高ぶった気持ちのまま様々な角度から耕運機を撮影しました。
もう本当にお腹いっぱいというところまで撮影し、畑の所有者の方にお礼を伝えて、大満足で帰途につきました。

ところが帰ってから撮影したものを見返してみると、思ったより今一つな写真がほとんどです。
撮影中には気付かなかった、紙屑のようなものも写っていました。

撮れないと思っていたものが奇跡的に撮影できることになって私は舞い上がってしまい、構図や画面の隅々に気を配ることが全くできず、完全に視野狭窄な状態でシャッターボタンを押しまくっていたことに気付かされました。

『お前さんは写真を撮る技術も未熟だが、それ以前に自らの精神面が未熟であることに気付いていないね。』
『お前さんはただ“撮りたい!”という衝動だけで私を撮ったが、そもそもなぜ私を撮りたいと思ったんだい?』
『それを自分の言葉で他の誰かに説明できるのかい?』
『そこに邪な気持ちが全く無かったと言い切れるのかい?』
『納得できたのかい?』
『これで本当に撮れたと思っているのかい?』
『お前さんが私を撮るのは10年早かったね。』
耕運機からはこんな風に言われている気がしました。

SIGMA DP2x/SPP 5.5.3/LR 5.7

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by RoyScheider11 | 2017-04-20 23:45 | DP2x | Comments(0)

耕運機(その3)

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3月のある休日、朝に滅法弱い私が珍しく早起き出来ました。

朝の散歩も兼ねて撮影に行ってみることしました。
果たして畑には誰もいません。
ファインダーをのぞいて網越しの撮影は出来ないか確認してみましたが、目の細かい網である上に網から耕運機の距離が近すぎて、どうしても網が画面内に入ってしまいます。

しばらく茫然と道端に立ち尽くしていたところ、畑に軽トラックが入ってきました!
『えっ?まさか!』と思いつつ声をかけてみると畑の所有者その人でした。
普段はこんな休日の朝早くから来ることはないそうですが、昨晩は風が非常に強く吹いた為、気になって様子を見に来たとのことでした。

耕運機を撮影したい旨を伝えると、快く許可を頂けました。
しかも畑の中に入って撮影しても構わないとのこと。

『早起きは三文の得』というのは本当だった、と思いながら撮影を始めました。

次回に続きます(※次回で最後となります)。

SIGMA DP2x/SPP 5.5.3/LR 5.7

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by RoyScheider11 | 2017-04-20 23:34 | DP2x | Comments(0)

耕運機(その2)

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いつからか、この耕運機を撮りたいという気持ちが芽生えてきました。

耕運機の知識など全くありませんが、少なくとも最近の機種ではなさそうなのは一目瞭然です。
また錆の進み具合から見て、相当長い間この場所から動かずに放置されているのは想像に難くありません。

『故障して動かせないのかもしれない…』
『春には処分されてしまうかもしれない…』
想像はどんどん悪い方に進んでいきます。

それならさっさと撮ればいいのにと思われますが、この耕運機を撮るには2つ問題点がありました。

1つはこの耕運機の目の前に侵入防止用の網があること。
もう1つは畑の中にも入って撮影したいのですが、畑で作業している人に一度も会えていないことです。

特に畑の所有者には撮影許可を頂く為に何としても会っておきたいのですが、私が通る朝晩には一度も見かけたことがなく、日中帯に畑の手入れをされている様でした。

土日の日中帯に見に行っても誰もおらず、これはもう平日に有給休暇をとるしかないのか、と考えておりました。

次回に続きます。

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by RoyScheider11 | 2017-04-20 23:11 | DP2x | Comments(0)

耕運機(その1)

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毎日通る道にずっと気になっているものがありました。

畑に置かれている耕運機です。
春先や作物の植え替え等、活躍すると目される時期も、それ以外の期間も全く使われておらず、ずっと畑の端に置かれていました。

端といっても道路に面した所なので、通るたびに目にすることになります。

毎日行きも帰りも見ているうちに、何故か耕運機に対して親近感を感じるようになってきました(※自分でも変だなとはわかっているのですが)。

上手く言えませんが子供の頃、通学路の道端にあったお地蔵さんと似たような印象を受けています。

次回に続きます。

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by RoyScheider11 | 2017-04-20 23:00 | DP2x | Comments(0)

嬉しい時も悲しい時も

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春は別れの季節とも言われますが、更新を楽しみにしていたブログのいくつかが終了してしまい、大きなショックを受けております。

しかし『禍福はあざなえる縄のごとし』ということわざもあるように、言葉では形容できないくらい嬉しいこともありました。
本当に人生は何が起こるかわからない、と実感している春でもあります。

今回の写真は過去に撮影したものですが、これを撮った時も嬉しさと悲しさが同時に押し寄せてくるような、複雑な心境だったのを覚えております(※写真にそのような気持ちが表れてはおりませんが…)。

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by RoyScheider11 | 2017-04-04 08:33 | DP2x | Comments(0)

暗中模索

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ローキーな写真に対して憧れがあります。

暗い中でもわずかに階調が残っていて、その美しさに見惚れたり、『はっきりと見えない』からこそ想像力が喚起されて、写真をより味わい深いものとなっているものを好ましく感じます(※少なくとも私が素晴らしいと感じたローキーな写真はほとんど同じ印象を受けました)。

更に私がローキーな写真で凄いと思うのが、『完全に階調のない黒の部分(黒つぶれ)』を意図的に作っているものです。
全て真っ黒な部分にはもしかしたら何らかの情報があったのかもしれませんが、その情報を切り捨て敢えて黒つぶれの状態とすることで、写真としてのメッセージ性を高めつつも、より印象的な作品となっている。
そのような写真に出会ったときは、ただただ純粋に『凄いなぁ…』という感想と溜息しか出てきませんでした。

改めて自分の写真を振り返ってみると、ローキーなものがほとんどありません。
敢えて言うのなら『』は近いのかもしれませんが、これも“意図的に黒つぶれとした”部分はありません。元々撮影した場所が暗いところで、結果的にローキーな感じに近くなった、ということになります。

今回の写真は白い薔薇というハイライトもあることから、『ローキーな写真として印象的なものに出来るかも!』と期待して現像したのですが、これはローキーというよりただの“露出アンダーな写真”となってしまいました。

年始より週末のわずかな時間を使って少しずつ手を入れてきたのですが、どうにも上手くまとめることが出来ませんでした。
途中、いろいろな方の素晴らしい作品を見て、自分の写真とのギャップに落ち込んでしまったり、逆にモノクロ写真の素晴らしさに励まされたりもしました。

紆余曲折の中、公私共にトラブルも発生し、体調まで崩してしまったのですが、どうにかこうにか自分の納得する形となったのが今回の写真となります。

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by RoyScheider11 | 2017-02-20 10:20 | DP2x | Comments(0)

新年あけましておめでとうございます。

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御訪問くださった皆様、遅ればせながら新年あけましておめでとうございます。

一昨年の年の瀬に始めた当ブログですが、とんでもない更新頻度の低さで、ブログとしての体をなしていない状態でした。

しかし、その様な中でもイイネを押してくださる方や、コメントをくださる方もいることは非常に嬉しく、また励みとなりました。
本来であれば2016年中にお礼の言葉を述べるべきことですが、改めて御厚情を深く感謝致します。本当にありがとうございました。

大した進歩もなく、皆様のブログで素晴らしい作品を拝見させて頂く度、モノクロやプリントの深遠さに圧倒されるばかりですが、私なりに光と影、そしてその濃淡について考えてみたいと思います。

今回は富士でも茄子でもない、『二鷹』の写真ですが、訪れてくださった皆様が幸せな一年となります様お祈り致します。

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by RoyScheider11 | 2017-01-04 16:19 | DP2x | Comments(4)

紳士と影

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SIGMA DP2x/SPP 5.5.3/LR 5.7

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by RoyScheider11 | 2016-12-30 01:23 | DP2x | Comments(2)

『視る眼』への問いかけ

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よく通る細い道の網フェンスから、一輪の薔薇 が顔を出していました。
この薔薇を見るたびに、「あなたはちゃんと『視た』上で写真を撮っていますか?」と問いかけられている様な気がしました。

「モノクロの眼も持てず、カメラも全然使いこなせていない未熟者の為、この様な写真しか 撮れず申し訳ありません。精進致します。」と答えて、 撮影させて頂きました。

SIGMA DP2x/SPP 5.5.3/LR 5.7

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by RoyScheider11 | 2016-12-11 15:15 | DP2x | Comments(0)

ボケ過ぎにもほどがある

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タイトルを“雑草(その2)”と出来れば何も説明はいらなかったかもしれませんが、単純な名付けから脱却するという自戒の念もこめて、駄文を記させて頂きます。

これは自宅の庭で春先に生えていた雑草です。
昨年も我が家にやってきて、その時の様子は別スレッド:雑草なのですが、『こんな奇妙な雑草は二度とやって来ないだろう』と思っていたところ、また今年も同じ場所に訪れてくれました。

他の雑草は地面近くに小さく生えるだけなのですが、この名も無き雑草のみ枝分かれもせず真っ直ぐ上に伸び続けました。

昨年はマクロコンバージョンレンズ:AML-1を使用し、ピントの合う最短距離で撮影した上、SPPでとんでもないパラメータにした為、もの凄いボケの写真となりました。

今年も同様に撮影しましたが、ボケがうるさくなった箇所もあり、なんでもかんでもボケさせればいい訳ではないと、今更ながら気付かされました(※その様な写真をUPしてしまうのもどうかとは思いますが)。

SIGMA DP2x+AML-1/SPP 5.5.3/LR 5.7

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by RoyScheider11 | 2016-11-30 19:40 | DP2x | Comments(0)