山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し

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モノクロが好きで写真を撮っていますが、カメラの設定を最初からモノクロにしている訳ではなく、カラーで撮影は行っています(※RAW現像時にモノクロ化)。

モノクロ写真を撮るのであれば、光や影、またはそのトーンを意識する必要がありますが、この写真は吸い寄せられるようにシャッターを切ってしまいました。

「光」ではなく『色』や『もの(被写体)』を注視してしまった自分がモノクロの眼を手に入れるにはまだまだ時間がかかりそうですが、諦めずに精進していきたいと思います。

SIGMA DP2x+FT-1201/SPP 5.5.3/LR 5.7
(※ステップアップリング:46mm→58mm使用)

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# by RoyScheider11 | 2017-06-24 11:35 | DP2x | Comments(0)

自分にとって『写真を撮る』こと

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5月は一度も更新が出来ませんでした。

更に普段日常的に拝見していたブログやサイトも徐々に見ることが少なくなっていき、ついには何処にも訪問しなくなってしまいました。。

皆さんが羨ましくて仕方がなかったからです。

やむ無い理由で休日も写真を撮りに行けない自分に対して、皆さんは普通に写真を撮ってブログにアップしたりプリントをしている。
自分の小ささに悲しくもなりますが、他のブログを見て素晴らしい作品を拝見する度に、そのような気持ちになってしまうことが辛くなっていき、皆さんのブログから徐々に遠ざかってしまいました。

しかし極わずかではありますが、写真は撮っておりました。
自宅周辺かつ、買い物途中のわずかな時間での撮影です。

カメラでじっくり撮影する暇など無いと頭ではわかっていても、何故かカメラを持たずにはいられませんでした(※ほとんどは使用することなく、ただの荷物で帰ることになったのですが…)。

わずかな撮影時間は行き帰りを走ることで捻出しました。
撮影場所に着いた時には当然息が切れている為、心を落ち着かせた撮影など全く出来ておりません。

苦労をしたからといって納得出来る写真が撮れる訳でもないことは、重々わかっています。
ただ、「そこまでして撮りたかったものがこれなのか?」と問われたら、『これです!』としか言いようがありません。

記録するだけならスマートフォンでも十分ですが、自分にとって『写真を撮る』ということがそれでは納得出来ないのは確かです。

そして自分にとって写真は、少なくとも『他の人が撮影した作品を見る』だけのものではないことを、はっきりと自覚した1か月でした。

SIGMA DP2x+FT-1201/SPP 5.5.3/LR 5.7
(※ステップアップリング:46mm→58mm使用)


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# by RoyScheider11 | 2017-06-05 20:44 | DP2x | Comments(2)

近くて見えぬは睫

前回からの続きです。

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何気なく撮影してみたところ、特に大きな問題は無いように見えます。
上の写真は開放で撮ったもので四隅に周辺減光がありますが、これはdp2 Quattroでも同様で、F8程度まで絞り込んでいけば目立たなくなります。

ひとつ気になったのが、中央の線がやや傾いて写っている点です。
補助線を表示しながら垂直となるように撮ったはずだったのですが、撮影時に傾いてしまったのでしょうか。

そこで作例記事でよくあるように、壁面を撮ってみました。
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今時なかなか見かけない糸巻き型の歪曲が出ています。
FT-1201はテレコンでありながら光学的な影響がほとんど無いという、正にdp3 Quattro専用に設計された、非常に高性能な製品です。
やはり、それを強引に旧DP2に使うのは普通に考えれば大変無理のある行為なのでしょう。

それよりも私を驚かせたのが、またしても画像が左に傾いていたことでした(※上の画像は歪曲参考用として、傾いていないものを添付しています)。

今回は壁面の垂直を確認し、カメラにも水準器を取り付け、MFで画面を拡大表示した上で補助線に合わせました。
にもかかわらず傾いた画像がデータとして出てくるということは、カメラ内のセンサー自体がわずかに傾いているのではないでしょうか。

念の為、FT-1201を外してみても傾いたままで、もう一台所有しているDP2xでも同様に撮影してみたところ、傾きはありません。
やはり普段使ってきたDP2xのみが傾いて写ってしまう、という結論に至りました。

一体いつから傾いていたのか全く不明ですが、それにずっと気付かずに撮影を続けていた自分の鈍感さにも呆れかえるばかりです。

SIGMA DP2x+FT-1201/SPP 5.5.3/LR 5.7
(※ステップアップリング:46mm→58mm使用)

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# by RoyScheider11 | 2017-04-30 01:23 | DP2x | Comments(2)

FT-1201

dp3 Quattro用アクセサリーの中に『FT-1201』というテレコンバージョンレンズがあります。

dp3 Quattroは35mm版カメラ換算で75mm相当の単焦点レンズがついているのですが、このFT-1201を取り付けると画角が1.2倍の90mm相当になります。

これをDP2xに使ってみたらどうだろうか、という興味がありました。
DP2xは41mm相当のレンズですが、1.2倍すると49.2mmとなり、標準レンズである50mmにかなり近くなります。

ネットで調べてみると、dp2 Quattroでは大きな問題もなく使用できるという情報がありました。ですが旧DP2で使ってみたというものがありません(※海外のサイトではあるのかもしれませんが、英語が苦手な私では確認出来ませんでした…)。

DP2xの発売からは6年、初代DP2からは約8年の時が経とうとしています。DP2 Merrillならともかく、もう旧DPシリーズを使っている人はさすがに少ないのでしょうか。
それとも、カメラに博識な方はこんなことは行うまでもなく結果がわかる為、実行されないのでしょうか。

いろいろ考えても埒が明かないので、ともかくやってみることにしました。
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次回に続きます。

SIGMA DP2x/SPP 5.5.3/LR 5.7
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# by RoyScheider11 | 2017-04-30 01:11 | DP2x | Comments(0)

耕運機(その4)

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この千載一遇のチャンスを逃す訳にはいきません。

高ぶった気持ちのまま様々な角度から耕運機を撮影しました。
もう本当にお腹いっぱいというところまで撮影し、畑の所有者の方にお礼を伝えて、大満足で帰途につきました。

ところが帰ってから撮影したものを見返してみると、思ったより今一つな写真がほとんどです。
撮影中には気付かなかった、紙屑のようなものも写っていました。

撮れないと思っていたものが奇跡的に撮影できることになって私は舞い上がってしまい、構図や画面の隅々に気を配ることが全くできず、完全に視野狭窄な状態でシャッターボタンを押しまくっていたことに気付かされました。

『お前さんは写真を撮る技術も未熟だが、それ以前に自らの精神面が未熟であることに気付いていないね。』
『お前さんはただ“撮りたい!”という衝動だけで私を撮ったが、そもそもなぜ私を撮りたいと思ったんだい?』
『それを自分の言葉で他の誰かに説明できるのかい?』
『そこに邪な気持ちが全く無かったと言い切れるのかい?』
『納得できたのかい?』
『これで本当に撮れたと思っているのかい?』
『お前さんが私を撮るのは10年早かったね。』
耕運機からはこんな風に言われている気がしました。

SIGMA DP2x/SPP 5.5.3/LR 5.7

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# by RoyScheider11 | 2017-04-20 23:45 | DP2x | Comments(0)

耕運機(その3)

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3月のある休日、朝に滅法弱い私が珍しく早起き出来ました。

朝の散歩も兼ねて撮影に行ってみることしました。
果たして畑には誰もいません。
ファインダーをのぞいて網越しの撮影は出来ないか確認してみましたが、目の細かい網である上に網から耕運機の距離が近すぎて、どうしても網が画面内に入ってしまいます。

しばらく茫然と道端に立ち尽くしていたところ、畑に軽トラックが入ってきました!
『えっ?まさか!』と思いつつ声をかけてみると畑の所有者その人でした。
普段はこんな休日の朝早くから来ることはないそうですが、昨晩は風が非常に強く吹いた為、気になって様子を見に来たとのことでした。

耕運機を撮影したい旨を伝えると、快く許可を頂けました。
しかも畑の中に入って撮影しても構わないとのこと。

『早起きは三文の得』というのは本当だった、と思いながら撮影を始めました。

次回に続きます(※次回で最後となります)。

SIGMA DP2x/SPP 5.5.3/LR 5.7

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# by RoyScheider11 | 2017-04-20 23:34 | DP2x | Comments(0)

耕運機(その2)

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いつからか、この耕運機を撮りたいという気持ちが芽生えてきました。

耕運機の知識など全くありませんが、少なくとも最近の機種ではなさそうなのは一目瞭然です。
また錆の進み具合から見て、相当長い間この場所から動かずに放置されているのは想像に難くありません。

『故障して動かせないのかもしれない…』
『春には処分されてしまうかもしれない…』
想像はどんどん悪い方に進んでいきます。

それならさっさと撮ればいいのにと思われますが、この耕運機を撮るには2つ問題点がありました。

1つはこの耕運機の目の前に侵入防止用の網があること。
もう1つは畑の中にも入って撮影したいのですが、畑で作業している人に一度も会えていないことです。

特に畑の所有者には撮影許可を頂く為に何としても会っておきたいのですが、私が通る朝晩には一度も見かけたことがなく、日中帯に畑の手入れをされている様でした。

土日の日中帯に見に行っても誰もおらず、これはもう平日に有給休暇をとるしかないのか、と考えておりました。

次回に続きます。

SIGMA DP2x/SPP 5.5.3/LR 5.7

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# by RoyScheider11 | 2017-04-20 23:11 | DP2x | Comments(0)

耕運機(その1)

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毎日通る道にずっと気になっているものがありました。

畑に置かれている耕運機です。
春先や作物の植え替え等、活躍すると目される時期も、それ以外の期間も全く使われておらず、ずっと畑の端に置かれていました。

端といっても道路に面した所なので、通るたびに目にすることになります。

毎日行きも帰りも見ているうちに、何故か耕運機に対して親近感を感じるようになってきました(※自分でも変だなとはわかっているのですが)。

上手く言えませんが子供の頃、通学路の道端にあったお地蔵さんと似たような印象を受けています。

次回に続きます。

SIGMA DP2x/SPP 5.5.3/LR 5.7

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# by RoyScheider11 | 2017-04-20 23:00 | DP2x | Comments(0)

嬉しい時も悲しい時も

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春は別れの季節とも言われますが、更新を楽しみにしていたブログのいくつかが終了してしまい、大きなショックを受けております。

しかし『禍福はあざなえる縄のごとし』ということわざもあるように、言葉では形容できないくらい嬉しいこともありました。
本当に人生は何が起こるかわからない、と実感している春でもあります。

今回の写真は過去に撮影したものですが、これを撮った時も嬉しさと悲しさが同時に押し寄せてくるような、複雑な心境だったのを覚えております(※写真にそのような気持ちが表れてはおりませんが…)。

SIGMA DP2x/SPP 5.5.3/LR 5.7

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# by RoyScheider11 | 2017-04-04 08:33 | DP2x | Comments(0)

暗中模索

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ローキーな写真に対して憧れがあります。

暗い中でもわずかに階調が残っていて、その美しさに見惚れたり、『はっきりと見えない』からこそ想像力が喚起されて、写真をより味わい深いものとなっているものを好ましく感じます(※少なくとも私が素晴らしいと感じたローキーな写真はほとんど同じ印象を受けました)。

更に私がローキーな写真で凄いと思うのが、『完全に階調のない黒の部分(黒つぶれ)』を意図的に作っているものです。
全て真っ黒な部分にはもしかしたら何らかの情報があったのかもしれませんが、その情報を切り捨て敢えて黒つぶれの状態とすることで、写真としてのメッセージ性を高めつつも、より印象的な作品となっている。
そのような写真に出会ったときは、ただただ純粋に『凄いなぁ…』という感想と溜息しか出てきませんでした。

改めて自分の写真を振り返ってみると、ローキーなものがほとんどありません。
敢えて言うのなら『』は近いのかもしれませんが、これも“意図的に黒つぶれとした”部分はありません。元々撮影した場所が暗いところで、結果的にローキーな感じに近くなった、ということになります。

今回の写真は白い薔薇というハイライトもあることから、『ローキーな写真として印象的なものに出来るかも!』と期待して現像したのですが、これはローキーというよりただの“露出アンダーな写真”となってしまいました。

年始より週末のわずかな時間を使って少しずつ手を入れてきたのですが、どうにも上手くまとめることが出来ませんでした。
途中、いろいろな方の素晴らしい作品を見て、自分の写真とのギャップに落ち込んでしまったり、逆にモノクロ写真の素晴らしさに励まされたりもしました。

紆余曲折の中、公私共にトラブルも発生し、体調まで崩してしまったのですが、どうにかこうにか自分の納得する形となったのが今回の写真となります。

SIGMA DP2x/SPP 5.5.3/LR 5.7

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# by RoyScheider11 | 2017-02-20 10:20 | DP2x | Comments(0)