耕運機(その4)

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この千載一遇のチャンスを逃す訳にはいきません。

高ぶった気持ちのまま様々な角度から耕運機を撮影しました。
もう本当にお腹いっぱいというところまで撮影し、畑の所有者の方にお礼を伝えて、大満足で帰途につきました。

ところが帰ってから撮影したものを見返してみると、思ったより今一つな写真がほとんどです。
撮影中には気付かなかった、紙屑のようなものも写っていました。

撮れないと思っていたものが奇跡的に撮影できることになって私は舞い上がってしまい、構図や画面の隅々に気を配ることが全くできず、完全に視野狭窄な状態でシャッターボタンを押しまくっていたことに気付かされました。

『お前さんは写真を撮る技術も未熟だが、それ以前に自らの精神面が未熟であることに気付いていないね。』
『お前さんはただ“撮りたい!”という衝動だけで私を撮ったが、そもそもなぜ私を撮りたいと思ったんだい?』
『それを自分の言葉で他の誰かに説明できるのかい?』
『そこに邪な気持ちが全く無かったと言い切れるのかい?』
『納得できたのかい?』
『これで本当に撮れたと思っているのかい?』
『お前さんが私を撮るのは10年早かったね。』
耕運機からはこんな風に言われている気がしました。

SIGMA DP2x/SPP 5.5.3/LR 5.7

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by RoyScheider11 | 2017-04-20 23:45 | DP2x | Comments(0)


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